10代の頃読んでいた小説を主人に読んでほしくて探してきました。【アリソン】【時雨沢恵一】【小説感想】
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こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
先日、久しぶりのこちらのライトノベルを読みました。
時雨沢恵一先生の「アリソン」です。
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アリソンシリーズが大好きでして。
アニメ化もしましたよねぇ。
「アリソン」が親世代で「リリアとトレイズ」がその子供たちで、
その2つの話なので、アニメのタイトルが「アリソンとリリア」なのですよ。
同じ世界のシリーズで「メグとセロン」もありましが、
こちらは、完全なるスピンオフですが、これはこれで笑える話でした。
ちなみに、私の好きなキャラクターは「ヴィル」なのですが、
正確に言えば、「大人になったヴィル」なので、「アリソン時点」のヴィルではありません。
「あんた、大人になったらいい男になったねぇ」という感じです。
いや、アリソンの時点でもいい男ではあるんですけど。
何いってるかわからないかもしれないですが、
まあ、このシリーズを最後まで読めばわかります。
とりあえず、第1巻である「アリソン」の感想を。
正直な話をすると、時雨沢恵一先生の作品は、感想を書きづらいのですよ。
読み終えた時に「あー、うん、なるほどー」という
言葉では説明しづらい感情が芽生えるというか、
その感情から、色々考えさせられるものがあるというか。
哲学、地政学などを、独学ですが少し齧ってきた大人な今だから、感想を書くことができますが、
これを初めて読んだときは、「好きな作品で、面白いのだけど、これを誰かに伝えることができない」というもどかしさはありましたね。
当時は「面白いから、とりあえず読んでみてくれ」でしたね。
このシリーズの根本的なテーマが「戦争」であり、
大きな戦争は、第1巻で終わります。
これは、長い間、争い続けてきた東西の国が、終戦して国交をしていって起こるあれこれ、な話なわけですが。
なんというか、戦争のきっかけって、よくわからないな、という気持ちと、
結局のところ「よそは、よそ。うちは、うち」の精神で、自分のことだけ考えて、羨ましいとか、あれが欲しいとか思わずに「あるものを大事にする」の精神で誰しもが生きていけば、争いなんて起こらないんだよな、と思いました。
他人なんか気にしたとことで、疲れるだけで、いいことなんか何もないんですよ。
結局、この世界で起きていた長い戦争だって、
「自分の国のが偉いんだ!」という誰かと自分を比べてしまうからであって、
「うちは、うち。よそは、よそ」の精神でいれば、争いなんて起こらないのに、と。
まあ、軍事産業とか絡んでくるので、そうもいかないというのも、このシリーズのテーマでもありますが。
この「アリソン」では、あることがきっかけで戦争が終わります。
それまで、「相手の国は悪だ」と教えていた教師たちも、終わった瞬間から「素晴らしい、これからは仲良くなれるんだ!」と熱弁し、
子どもたちから「大人なんて信じられない」という視線を浴びたりもしてますが。
本当に、このシリーズは、国同士の争いとか、それに伴う民衆の感情と、
いろんなものを考えさせられるのですよ。
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