周りの大人たちはホームズさんのことを心配していたのだと思う。【京都寺町三条のホームズ8】【ネタバレ感想】
こちら↓の小説の感想です。
京都寺町三条のホームズ(8) 見習い鑑定士の奮闘 [ 望月麻衣 ]

こんにちは。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
「京都寺町三条のホームズ8 見習い鑑定士の奮闘」の感想です。
ネタばれがありますので、ご注意ください。
オーナーの思いつきで、様々な企業に修行に行くことになったホームズさん。
そこでも卒なく完璧に仕事をこなし、重宝され、どんどんレベルアップしていきます。
そんな完璧に男が、「ただの男」に戻れるのは彼女である葵ちゃんのそばにいる時だけです。
「彼女バカ」ではなく「彼女萌」と言い切る清々しい男で、「何いってんの、こいつ」と呆れを通り越して、
むしろ「まあ、ホームズさんだからね」と見守りたくなります。
第2巻で「歌舞伎役者など厳しい世界にいる人間は、ストレスから性に奔放」という言葉がありましたが、
ホームズさんの場合、それが全て葵ちゃんのみに向かいそうなので、ちょっと怖いなと思います。
それを「愛されている」というのか「愛が重い」のかは
葵ちゃん次第だとは思いますが。
彼女は純粋なように見えて、かなり強いメンタルの持ち主で、
これからもっと最強になっていくと思っているので、
そんなホームズさんをうまく扱うようになるでしょう。
葵ちゃんまだ大学生ですからね。
大学生なのに、あのホームズさんの愛を受け取れている時点ですごいと思いますが。
作中で、いろんな方が言ってますが、
「ホームズさんの人間らしいところが見れて安心した」には共感です。
周りの大人たちは、
「この子(ホームズ)が気を許せる場所や人がいるのだろうか」と心配している部分もあったと思います。
「彼女萌」なところを見て、「意外」より「安心」が勝つのでしょうね。
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第9巻の感想はこちら。
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