埋もれていく部屋と私。【オリジナル小説】【短編】
いらないものが、多すぎる。
けれど、必要なものってなんだろう。
必要なものだけに囲まれていたい。
けれど、何が必要なのかわからない。
だから、いらないものが増えていくのだろうけれど。
「これ、可愛いね」
友達と雑貨屋に行ったら、可愛いものを見つけた。
盛り上がってしまい、お揃いで買ってしまう。
家に帰ってから「なんで、買ってしまったのか」と後悔する。
たくさんのぬいぐるみ、オブジェ、洋服、小物類。
同じようなものもたくさんある。
そろそろ断捨離しなくてはいけない。
けれど、捨てていいものかわからない。
このぬいぐるみは、あの子とお揃い。
これは、誕生日にクラスの子からもらった。
あれは、ライブの記念にお揃いで買ったもの。
それも、これも、あれも。
捨てたなんてバレたら、何を言われるかわからない。
だから、捨てることができない。
実施に必要かと言われたら、物自体はいらない。
けれど、学校での人間関係にヒビを入れたくないから捨てることができない。
そうやって物は溢れていく。
いらないのに、捨てることができない。
本当に欲しかったのかと聞かれれば答えはノーだ。
ただ、人間関係を円滑にするために買っただけだ。
あそこで「いらないんじゃない?」なんてことは言えない。
こうやって、いらないものに埋め尽くされて、
私は埋もれてしまうのだ。
そう思ったら、なんだか怖くなった。
けれど、私には断ち切る勇気なんてない。


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