中学生の時の読んだ時とは、かなり印象が違って「納得」「共感」しかなかったです。【魔法使いハウルと火の悪魔】
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今回は小説の紹介です。
【魔法使いハウルと火の悪魔】
原作・ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
訳者・西村醇子(にしむらじゅんこ)
魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城) [ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ]
金曜ロードショーで「ハウルの動く城」が放送されたので久しぶりに原作が読みたくなって図書館で借りてきました。
ジブリ映画「ハウルの動く城」では、かっこいいイメージがメインで、ヘタレた部分は少ししか出てきませんが・・・。
原作では、常にヘタレ男なイメージです。
まあ、映画でもだいぶヘタレですが。
基本的に映画と原作は別物だと思っています。
映画は映画で面白いし、原作は原作で面白いですのでどちらも楽しめますが。
私が「魔法使いハウルと火の悪魔」を初めて読んだのは、中学生の頃ですね。
ジブリで映画になると聞いたので、映画の前に読ませていただきました。
正直なところ、当時はあまり好きではありませんでした。
その理由は、「ハウルがカッコ悪い」と感じてしまったからです。
中学生だった私が男性に抱いているイメージは「かっこいい」「男らしい」という幻想だったので、ハウルのダメさ加減に抵抗を覚えたんですよね。
ゆえに、ハウルの映画は見に行かずにテレビ放映された時に初めてみて「面白い」と感じました。
大人になって読み返してみると、中学生の時に感じたハウルへの嫌悪感は全くありません。
むしろ、「男の人って、カッコつけてはいるけど、基本的にはヘタレだよね〜」「男の人って、情けないものよね」とハウルの行動に対して納得しかできません。
ソフィーや、他の女性たちに対しても「わかるわ〜。そうしちゃうよね〜」と、かなり共感しております。
ジブリ映画とは少し違った雰囲気が楽しめる原作ですが、とてもお勧めです。
魔法使いハウルと火の悪魔 (ハウルの動く城) [ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ]
続刊の「アブダラと空飛ぶ絨毯」は読んだ記憶があるのですが、内容が朧げですので今度読もうと思っています。
ただ「面白かった」という記憶はあります。
アブダラと空飛ぶ絨毯 (ハウルの動く城) [ ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ]
それにしても、読んだ年代やその時の環境によって、同じ本でも感じ方が全く違うのだなぁと改めて実感しました。
泪ーruiー