人とは違うことを受け入れるのは大変だよね。【わが家は祇園の拝み屋さん】【望月麻衣】

 

 

こんにちは。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

こちら「わが家は祇園の拝み屋さん」の感想です〜。

 

※画像とリンクは楽天市場になります。

 

私は「オーディブル」で聴きました〜。

 

 

 

著者である望月麻衣先生の「京都寺町三条のホームズ」が好きなので、

別作品にも触れたくて。

 

 

京都寺町三条のホームズの感想一覧はこちら。

 

 

今回は、「わが家は祇園の拝み屋さん」の感想です〜。

 

 

和風ファンタジーになっておりまして。

細かな設定等は読んでください、としか言えないので、

 

私個人が印象に残ったことを綴らせていただきます。

 

ネタバレありますので、ご注意ください。

 

主人公の小春は人の心の声が聞こえてしまい、

友人たちが自分のことを悪く思っていることがわかり、

それが原因で学校に行けなくなり、高校進学もできず、

京都にいる祖母が経営するお店の手伝いということで、京都祇園に移住します。

 

 

実は、祖母の家系は陰陽師であり、

祖母も叔父にも力があり、小春にもそれが遺伝していたようです。

 

小春の父にはその力はなく、それを否定するように

昔から「そういうものは単なる思い込みだ」と言っており、

「周りと同じであること」を娘にも求めていました。

彼女は、自分の力を両親に打ち明けることもできず、

両親の心の声も聞こえてしまい、どんどん病んで行ったのです。

 

 

小春に力があるのだと予測し、祖母は自分のところに呼びました。

 

 

最終的には、力のことを祖母たちに打ち明け、

自分の力を受け入れることになります。

 

 

なんと言いますか、

「周りと違うこと」を自分自身が受け入れたり、

他人に言葉で伝えるのは、本当に勇気がいるし、

それができるまでは、かなりしんどいですよね。

 

 

少し話は違いますが、

天才は凡人とは見える世界が違うので、周囲に馴染むことができないそうです。

 

 

私は昔から「周りと同じことが嫌い」なタイプでした。

というよりは、「同じことしか言えないのか、こいつらは」と思っていた節があります。

 

それは、小学校低学年くらいの話であり、

ある程度、成長していくと「周りと同じでないといけないんだ」と学んで、

周りに合わせるように努力してましたが、

結局、それで疲れて病んでしまいました。

 

 

それを乗り越えて「やっぱ、私は私の考えで生きていこう」となっています。

「周りと同じでは、つまらない!」と思っている次第です。

 

 

主人公の両親が「周りと同じであること」を望んでいて、

それに従おうと苦しんでいる姿が、昔の自分と重なりました。

 

 

最後に自分を受け入れようと決意した小春に

「それでいいのだよ!!」とガッツポーズした私です。

 

 

すでに完結している作品ではありますが、

今から、順に追いかけていきます。

 

 

著者・望月麻衣先生のTwitterはこちら。

 

角川文庫の「わが家は祇園の拝み屋さん」の公式ページはこちら。

https://kadobun.jp/special/ogamiyasan/

 

 

こちら↓は楽天市場の商品ページになります。

 

 

 

 

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