こちらの話を聞く気があって、罵倒せずにちゃんと意見を出してくれれば縁を切ることもなかったかもしれない。【毒親と縁を切った話】

 

こんにちは。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

 

連載コラム「毒親と縁を切った話」です。

今回は、「親だからって、何されても我慢しなきゃいけないの?」というお話をします。

 

日本は「親の言うことは絶対」「年長者の言うことは絶対」という雰囲気がかなり強いです。

基本的に、親に逆らうことは許されません。

ネット記事を読んでいると、毒親だけでなく、嫁姑関係なども大きな問題になっているみたいですね。

核家族が多くなったのも、そんな背景があると思います。

 

個人的な意見ですが、農業を含めて様々な事業の「後継者不足」が大きな問題になっているのは「年長者が若者の意見を聞く気がない」からだと考えています。

時代の変化に対応する気がない、はるか昔に成功した方法が正しいと信じていて時代にあった方法を受け入れないのですよ。

正直、昭和やバブル時代と違って、税務関係も厳しくなっています。ゆえに、昔の「どんぶり勘定」が通じなくなってきますし、不景気によって消費者の財布の紐も固くなっていますので、商売をすることは大変なのです。

そこを理解しようともせず、こちらが対応策を打ち出しても罵倒して押しのけるだけの年長者が、とても多いのです。

若者は「改善の意思もなく、意見を出す気もないのなら、このまま続けても生活が成り立たなくなるだけだ」と逃げ出してしまいます。

 

様々な業種の後継者不足も、毒親に対しても同じことが言えると思います。

私も親と縁を切ると決意した理由は、「今のままでは、生活が成り立たなくなる」と分かり切っていたので改善策を提示したところ、話も聞かずに「生意気だ!」と罵倒されたので「もう無理だ」「自分の生活と将来を守ることが1番だ」と縁を切りました。

母が家のお金を使い込むこと、父がそれを放置してきたこと、「何にお金を使ったのか、説明ができないこと」に対する改善策をかなり厳しい意見書を出しました。

聞く耳を持たなかった、持つ気もない父親の反応を見て「もう、この人たちのために頑張りたくない」と、自分でもびっくりするくらいあっさりと親を捨てました。

 

別に、意見を聞き入れられなかったと言うのが理由ではありません。

「聞く気が全くなかったこと」「反対、批判をするくせに自分の意見は何もないこと」に対して大きな怒りがありました。

女の怒りはポイント制とはよく言われますが、私の場合は幼少期から貯まりに貯まったポイントが一気に消化されたと言う感じです。

 

ドラマや映画だったら、最後には親子が和解してハッピーエンドなのかもしれませんが、現実にはそんなことはありません。

親が逝去したら相続放棄にお金がかかるし、居場所がバレたら即引越し、何かがあった時のための弁護士費用など、常にお金を用意しておかなければなりません。

はっきりと言えば、その準備をしておかなければならないくらい親のことを信用していません。

 

毒親も後継者不足に悩む方も、「若者の意見を聞く気がある」「否定はしないけれど、別の意見を言う」ができていれば、子どもに捨てられたりせずに、後継者不足に悩むこともなくなるかもしれませんね。

 

泪ーruiー