閉鎖的な田舎で「最先端の働き方」をしていて陰口を叩かれてトラウマになっていたけれど…。 ②

 

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 男性とは腹の探り合いとか、ニコニコ会話しながらも「こいつには絶対負けない」と火花をバチバチさせているのですが、女性というのが本当にめんどうくさいのです。
 当時の私は結婚もしておらず子どももいません。介護の仕事をフルタイムでしながら、実家稼業を手伝い、毒母がしない家事を引き受け、さらには、副業をしていました。それを苦とは感じておらず「いつも鼻歌を歌いながら、楽しそうにしている」「充実していてキラキラ(ギラギラ?)している」といった感じです。主人は「ものすごい量の仕事や家のことまでしているのに、ミュージカル調で生きている」と評価してくれましたし、そんなところを見染めてくれましたが、同性(女性)から見たら面白くないのです。
 私自身「ブログを書く」ことが仕事なので、陰口を叩かれても挨拶を無視されても「ブログのネタになる」と思ってしまい、その人の心理状態などを分析してレポートとして纏めてしまうので、暖簾に腕押し状態です。
 
 まあ、私の陰口を叩く主犯格は近所に住む個人事業主だったり、実家稼業の同業者に嫁いできた女性とかだったので、今思うと「完全なる妬み」ですよね?
 私は実家稼業の知識だけに精通しているだけでなく、経営学、帝王学、心理学、科学、オタク知識(趣味)など様々な勉強も惜しみなくしていましたから、なにを言われてもある程度のことはそつなく答えることができます。

 

 それでも、嫌な気持ちを抱いていたし、イラついてもいました。「この人たちは、生きていくこと、稼ぐことをどう考えているのか」と疑問にも感じていましたし、「フリーランスとして生活していくだけのお金を稼ぐことが、どれだけ大変なことなのか理解しているのか?」とも思いました。田舎だったので自営業の農家も多かったのに「なぜ、それがわからないんだ?」「私がおかしいのか?」と思ったりもしましたね。
 
 あとは、どこかに勤めるわけでもなく、家にいて自由に時間設定ができて苦も無く家事をしながら仕事をしているというのは、同性から羨ましがられます。正直、私は「それができるように、何年も努力を積み重ねてきた」から、今の状態があるだけです。ゆえに、努力もしていない人から妬まれようが嫉妬されようが陰口を叩かれようが、「知るか」という気持ちです。
 「勝手に言ってろ」「基礎は教えるから、やってみればいい」と思ってはいても、イライラもするし腹も立ちます。一番は、「めんどくさい」です。実家にいたころに、いろいろあったので集合住宅や近所づきあいを敬遠して、「普通のアパート」を選びませんでした。

 

 今はコロナの影響もあって、在宅ワークが多少は理解されています。
 主人からも「あなたの実家みたいな閉鎖的な田舎じゃないんだから、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」と言ってくれたので、「問題あり物件」を選ぶのをやめて、「普通のアパート」に住むことにしたのです。
 入居して1か月経っていませんが、今のところは「みんな、他の家庭に興味がないんだな」という感じです。なんと言いますか、私が「井の中の蛙大海を知らず」だったみたいです。
 
泪-rui-