第2回 周りにいた大人が1人でいることを認めてくれなかったから、生きるのが嫌になったのです。【引きこもりライフを手に入れるまで】
こんにちは。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
連載コラム「孤独とは」です。
今回は「引きこもりライフを手に入れるまで」をテーマに全10回に分けて語らせていただきます。
第2回は、「なぜ大人は子どもが1人でいることを許さないのか」をお話しします。
私は幼稚園の頃、図書室に入り込んで1人で本を読んでいました。
その度に先生たちに「外でみんなで遊ぼうね」と、外に連れ出されていたのです。
最終的に、勝手に入らないように図書室に鍵をかけられました。
その頃から、1人でいることが好きだったのでしょう。
集団活動が始まった幼稚園から、高校まで、周りの大人たちは私が1人でいることを許してはくれませんでした。
「友だちがいないのは、おかしい」「人と関われ」と強制されていたのです。
誰も私の「1人でいたい」という気持ちを理解してくれません。
他者と関わることを強要されて、本当に辛かったです。
処世術として身につけていたコミュニケーション能力と、理解力の高さで「大人が何を望んでいるのか」を理解はできましたが、
私が、それを望んでいるかは違います。
周りに大人が望む「友達と元気いっぱいの私」を演じることができる子どもだったのですが、
その対応だけで手一杯で、勉強は疎かになっていました。
本当に辛かったし、対応するのは大変なのに、
周りの大人は、成績がいいことも、運動ができることも望んできます。
成績が悪くても、運動で成績が残せなくても、
「やれば、できる子なんだから」と言われてきました。
実際、私は「やれば、できる子」です。
ただ、周りが人と関わることを望み、私もそれに応えようとしてしまったばかりに、
勉強も運動も疎かになっていたのです。
今だからこそ、「子どもにどこまで望むんだよ」と呆れてしまいますが、子どもの性質を理解しようともせず、
大人の理想だけを押し付けた結果ですね。
幼稚園から高校までの学生時代に、苦痛だった人間関係に苦労してできなかったことは、
「引きこもりライフ」を手に入れてから、少しずつ実行しております。
おそらくではありますが、
今の私が、再び人と関わるようになったら、心身ともに不調を来すと思ってます。
正直なところ、「引きこもりライフ」を満喫して、さらに充実させようとしている今は「生きていることが、楽しい」と感じています。
人との関わりがあり、友だちと電話したり遊びに行ったり、仕事で人と関わっていた頃は、幸せそうな笑顔を振りまきながら、心の中では「この世から消えてしましたい」「早く楽になりたい」と切に願っていました。
泪ーruiー
第3回はこちら。