孤独ライフを満喫している私の生き方と家庭生活

 

 1日の殆どを家で過ごし、主婦業をしながら在宅ワークをしています。現実で人と関わることは殆どなく、一緒に暮らしている夫くらいしか会話をしない生活をしています。この生活になってから数年が経ちますが、不便だとか寂しいと感じたことがありません。
 実を言うと初めは「寂しいと感じるようになるのかな」と思っていました。しかし、寂しいどころか「自分の仕事や趣味に集中できる!」「邪魔が入らない!」と利点しか感じなかったのです。そんな自分を「人としてどうなのか」と悩んだ時期も長かったですが、今は「まあ、そう感じてしまうのだから仕方ないよね」と開き直っています。

 

 昔の私は周りから見れば社交的で、元気で明るく「人好き」だったでしょう。しかし、私にとっては「人と関わることは、仕事の一環」でしかありませんでした。幼いころから周りの大人に人と関わること、友だちを作ること、いつも明るく元気であることを強要されてきました。本当の私は人と関わりたくないと思っていたし、1人で本を読んだり創作をしていることが好きでした。
 そんな私を周りの大人たちは抑制し「友だちを作れ」「1人でいるなんておかしい」と、1人でいることを完全否定してきたのです。

 

 もしかしたら、私が書いていることは人として酷いことを言っているし、人によっては不快に思う方もいるかもしれません。それでも、「世の中にはいろんなタイプの人がいること」「生き方は人それぞれである」と考えていますので、「こんな考えで生きている人もいるのだ」という気持ちで読んで下されば幸いです。

 

 私は幼いころから、同級生や同年代の考え方や思考がまったく理解できませんでした。単純に言えば「合理的ではない」「なんでそんな無駄なことをするのだろう」「早く帰りたい」と思っていました。そして、私が1人でなにかをしていると邪魔をしてきたりバカにしてきたので、正直なところ関わるのが面倒くさいと思っていました。ゆえに現在も小中高時代の同級生たちとは一切関りがありませんし、関わりたいとも思っていません。同窓会などにも参加していませんし、誘われても断り続けていたら誘われなくなりました。
 確かに仲が良かった子もいますし、「あんた絶対に来ないから」とわざわざ参加はがきを家まで持ってきて誘ってくれた子もいました。それでも「めんどくさい」という気持ちが先行してしまい、わざと仕事の予定を入れて断りを入れていたのです。
 そんな自分がおかしいのかと悩んでいたのですが、主人に相談したところ「それは、あなたが友だちを必要としていないから」と言われました。いわく、同窓会というものは「会いたい」「懐かしい」「寂しい」という感情から参加したり、「みんなの現状を確認して媚びを売ったり、マウントを取りたい」という気持ちから参加するものであり、私は昔から「やりたいこと」を「邪魔された」という気持ちしか抱いていないから、参加したいと思えないのだろうとのことです。

 

 一般的に(ネット記事などを見る限り)ではありますが、私は「マウントを取れる側」にいると思います。結婚しているし、仕事も順調で、生活にも困っておらず余裕もあり、夫も私の体調や仕事にも理解があって自由にさせてもらっていし、料理などの家事もそつなくしています。(これは学生時代から)もう1つ言えば私の信条は「プライドを持たないことが、プライド」なので、そこも腹立たしく感じる方が多いみたいです。(仕事に必要ないからオシャレとかもしませんし)
 簡単に言えば「私は私、人は人」「邪魔は絶対にされたくないが、人の邪魔もしない」、「人を妬む暇があったら、私自身が努力する!」という生き方をしていて、いいことか悪いことなのかある意味で「自分のことしか考えていない」のです。
 まあ、そういう生き方をしていたら主人と結婚できたのですよ。

 

 そんなわけで、孤独ライフを満喫している私は「寂しい」という気持ちよりも、「邪魔される」「嫉妬からの否定の言葉や陰口を叩かれる」ということへの嫌悪感が勝ってしまうのです。
 今は主人の扶養範囲でしか収入を得ていませんが、仮に主人を超えたときのことを話すと「世帯収入として考えたら問題ない」「2人の将来を考えたらなにも問題がない」「妬む理由がない」と言われました。とはいっても主人の収入だけで暮らしていくことはできるので、私の稼ぎは「嫁のお小遣いと、2人でのプチ贅沢と貯金」くらいにしか思っていないようです。

 主人に言わせれば「あなたは、自分の生き方に自信をもっているはずなのに、幼いころから否定の言葉を浴び去られてきたせいで戸惑いすぎていた」とのことです。
 現在の孤独ライフは、私にとって幸せな環境なので周りがなにを言おうと気にしていません。主人も他人から「嫁はなにをしているの?」と言われることがあるようなのですが、私が生き方に「なぜか自信がある」と同じように、「明確な理由はないけど、頼りにしてる」ので気にしてはいないようです。
 
私は主人に対して「私にとっての自由を与えてくれる」という匂いをかぎ取り、主人は私に「今はまだだけど、お金の匂いがする」という匂いを嗅ぎ取ったのかもしれません。
 
 
泪-rui-