パワハラを受け流すスキルを持っていても、最終的には逃げるしかないのです。①

 

 こんにちは。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
 今回は「セクハラ・パワハラ」についてお話させていただきます。
 
 ここ近年、セクハラやパワハラなどのハラスメントが大きな問題になっていますね。少し過剰に反応しすぎな気がしないでもないですが、「ハラスメント ハラスメント」を意味した「ハラハラ」という言葉も出来るくらいです。私自身、セクハラもパワハラも経験したことがあるので被害者に「気にしすぎじゃない?」という浅はかな言葉を使うつもりはありません。相談されたときに使う言葉は「言葉巧みに相手を遠ざける方法を探してみては?」と「本気で嫌なら、逃げろ」です。
 正直に言えばセクハラ・パワハラ加害者には「相手を傷つけている」という自覚がありません。ゆえに「やめろ」と言っても無駄なのです。被害届を出したら「そんなつもりはなかった」と言い訳するだけで、相手を傷つけたことへの反省は一切ないのです。
 私が以前勤めていたところの上司はパワハラが酷かったですが、私には強く出ることができませんでした。その理由は私がコミュニケーションとしての雑談の中に相手を委縮させる言葉を自然に取り込んでいたからです。例えば「給料明細は全部とってありますよ。税務署の指導では過去3年は保管することが義務付けられていますから」とか、「個人的にですが、仕事での日々の記録は日記としてつけています。○○さん(上司)に言われたこととか、自分の反省点とか、後輩の指導をどうしたらいいのかとか。記録をつけることで、どこを改善したらいいのかとか仕事のためになりますから」といったことを雑談の中に盛り込んでいたのです。
 あとは上司が「私だって会社で使うものを自腹で買うことがある」と「経費削減したいから、おまえらも少しは自腹で買えよ」的なことを言ってきたときは、「それはダメですよ。○○さんが働いて稼いだお金は、○○さんのために使うもので、○○さんの家族のために使うものなんですから」といった具合に対応することが何度となく繰り返されたために、上司は私に対して強く出ることができなくなりました。簡単に言えば「自分の向上のため」「仕事のため」「会社のため」「○○さん(上司)のため」という美しい言葉に言い換えた「脅し」です。あとは常に笑顔でいることですね。
 長い時間はかかりますが、パワハラ上司にはこれが一番です。しかし、こういったアドバイスをしたところ「それができる人は限られている」「あなたが強いから、それができる」と言われてしまうことが多いです。なので「それが無理なら、逃げろ」と言うしかないのです。他の社員の前で「○○さんって、可愛いよねぇ」と言ったら「それは、あなただからだよ」と言われましたね。社長からも「アレ(上司)とうまく付き合えるのは、あなただけだよ」と感心されました。

 

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