「売る側」と「買う側」はお互い様の関係なのだから「レジハラ」は筋も道理も通っていない。②

 

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 スーパーマーケットは品物を売って利益を得ています。肉、魚、野菜などを含めあらゆる品物を揃えているので私たちは1か所で生活に必要なものを揃えることができます。商品を仕入れて販売するスーパーなどの場合、1つの商品に対する純利益は殆どありません。多くの商品が売れても人件費や光熱費等でかなりの経費がかかります。純利益が出たとしても設備投資などで使う場合もあります。商売というものは純利益が莫大にあるものではないのです。お金が循環していたり、働く場所の提供や地域活性の拠点であるとも言えます。基本的に地域経済は、そういうものです。稼いだ分だけ、なにかで出ていくのが商売ですからね。それで経済が回るので特に問題はありません。
 はっきりと言えば、私が毎日同じスーパーで1000円買い物をしたところで、お店にとっては「大勢の中のただのお客」でしかありません。私1人が毎日微々たる買い物をしたところで、お店にとってはなんの利益もないのです。お店にとって利益になるのは大勢のお客さんが毎日、商品を購入してくれることです。その中の1人でしかない私個人は、お店にとって「大事で特別なお得意様」ではないですし、私がお店で買わなくなったとしてもなんの問題もありません。
 それでも、私はいつも同じスーパーで買い物をしているのです。

 

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