海を見ていると己の小ささを実感します。

 

 こんにちは。いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
 今回は「下田の黒船」のご紹介です。先日、伊豆下田方面にドライブに行ったときに乗船してきました。最近、船に乗る機会がなかったので三半規管は大丈夫かなぁと不安だったのですが、海を眺めながら楽しんでいたので、船酔いはなかったです。

 

 なんというか、あまり実感はなかったのですが。「ここにペリーが来て、強引に開国を迫ったんだよなぁ」と思うと、感慨深いです。ある意味では恐怖の地ですよね。当時、この地域に住んでいた方たちは、とても怖かったですよね。結果的には開国して、尊王攘夷が起こって、攘夷戦争やらなにやらが起こって、明治維新で現代に繋がる日本という国が出来上がったので、いろいろ考えると「ほぉ
」という気分になります。単純に言えば「すべては、ここから始まったんだなぁ」と。

 

 

 遊覧船で下田港内をじっくり眺めているとペリーになった気分で「変えて見せる!」という気持ちになりますね。世の中を変えたいとかではないですが、常に変化は必要だと考えていますし変化のない人間も人生も嫌だし、自分自身も変化していくことが重要なのでやっぱり「変化」も「なにかを変える」という意識は必要です。正直なところ、「世の中を変えよう」とはまったく思っていません。ただ、世の中に対応できるように臨機応変ができる私でありたいとは思っています。変わるべきなのは、世の中ではなく、私です。

 

 

 大きな海を見ていると「私はなんて小さな生き物なのだろう」と実感します。たまには自分の「小ささ」を実感するのも大事なことです。ペリー来航の港で「俺もやるぞ!」と意気込みながらも、己の小ささを実感するなんて矛盾している気もしますが、生きていくことは「そういうこと」じゃないかな、と思います。明確な言葉で説明できるわけではないのですが、大きな目標をもって意気込むことも己が非力なことを知るのも大切なのです。

 

 

 生きていくことは難しいけれど、難しく考えてもいけない。目標をもって生きていくことも大事だけど、自分のことがわからなくなるときもあります。だからこそ、己がどれだけ小さな生き物なのかを確認することも時には必要なのですよね。
 
泪-rui-