孤独とは。

三つ子の魂百まで

 

 私が決めた生き方に、なんの文句があるのかと、私を批判してきた人たちに言いたい気持ちがあります。確かに私は家から殆ど出ないし、結婚していても子どもはいないから自由になる時間は多いけれど、それでも在宅で仕事をして収入を得ています。この生活スタイルはまだまだ世の中に受け入れられていないので、親、親族、友人、近所の方たちにすら「働きもせず遊んでいるお気楽主婦」に見られていたことはわかっています。そんな方たちとキッパリと縁を切って、今は清々しい気持ちで仕事に励んでいます。時折、主人のところに「嫁は暇なんだから、仕事をしないか」というお誘いは来ているそうですが、私は暇ではないので全部お断りしています。「ずっと家にいる」=「暇」「ニート」なわけではありません。

 

 元来の性格からなのか人と群れることが嫌いで、周りと同じであることに嫌悪感すら抱いていました。人と同じことはしたくない、自分でなにかを生み出したいという気持ちが幼いころから強かったのを覚えています。それでも、親や周りの大人たちだけでなく友人たちも「みんなと同じであること」を強要してきました。ゆえにイジメの対象にもなっていたようです。私自身が「こいつら、バカなのか?」としか思っていなかったので正確にイジメと言っていいかはわかりません。相手にするだけ無駄だと思っていたのです。この連載では詳しく話しませんが毒親、毒家庭だったので同級生たちにされているイジメと思われる行為は親からもされていたので、特になんとも思っていなかったのです。だからこそ「付き合うだけ、無駄」と割り切っていました。しかし、孤立することも周りの大人たちが許してはくれません。私は自分を押し殺して周りに合わせようとしてきました。友だちを作らなければいけないと思い込み、友だちと遊びに行くことも大事だと言い聞かせ、「本当は1人でいることがラクなんだよなぁ」と思いながら学生生活を送っていたのです。ストレスを抱えながらの学生生活は長く続きませんでした。高校時代に限界を迎えました。16歳の小娘がなにを言ってるのかと思うのでしょうが、生きるのに疲れて自殺未遂をしたのです。夜に風邪薬を朝方まで延々と飲み続けたのです。毒親なので特に私に興味はなく、翌日から吐き気に見舞われていた私は放置され3日後に学校に行ったときに保健室の先生に相談しました。当時は学校でいじめを受けていたわけでもなく、友人関係も良好で、成績が悪いくらいで特に問題のない生徒だったので、各方面がビックリしたみたいです。この時、問題とされたのが「薬を長時間かけて、延々と飲み続けたこと」です。突発的に一気に飲むことはよくあることで、精神科のドクターも大きな問題に取り上げることはないそうです。今思うと、私は「人と関わるのは面倒くさい」「独学で勉強したい」「笑いたくないのに、笑うのは嫌だ」「人間関係が煩わしい」など、「孤独を愛していきたいのに」という気持ちを押し殺してきたストレスが噴出し「もう生きるのに、疲れた」と自殺する気になったのだと、30歳を超えた今の私は推察しています。単純に言えば私の「死にたい」という気持ちは一過性のものではありません。正直な話、今も「生きたいか?」と聞かれれば「どちらかと言うと、早く楽になりたい」と答えます。

 

 実は主人と出会ったばかりの頃も「死にたい」という気持ちが強くなっていました。ちなみに職場環境も副業も、友人関係も良好でした。とても充実した生活だったと思います。恐らく誰も私が死にたくなっているなんて気づいていなかったでしょう。このころも「仕事をして稼がなきゃ」「人間関係を保つのも仕事のうちだ」「笑顔を張り付けないと」と高校時代に限界に陥ったときと同じような気持ちでいました。主人とは友人の紹介で出会ったのですが、お互いが求める条件に合っていたので結婚を決めました。私は主婦として家事をしながら在宅ワークがしたかったし、主人は家事をしてくれて家で待っていてくれる人が欲しかったのです。私が孤独を求めていることも理解してくれています。現在の孤独ライフに辿り着くまでに紆余曲折あったのですが、そこは別の機会にお話しします。

 

 結局、私は「孤独でありたい」という気持ちを幼いころから抱いており、それを周りが認めず「こうしなさい」と圧をかけてストレスで死にそうになっていたのです。大人になっていろんな知識を身に着け、勉強を重ねて「普通って、なんだ?」「孤独を愛して、なにが悪いのだ」と開き直ることができたのです。この生活を得るために主人が協力してくれましたし、現在も「嫁って、なにしてるの?」的なまなざしを受けることもあるようですが、私の望む生き方をさせてくれています。

 

 恐らくではありますが、「孤独を愛して生きたい」というのは私が物心つく前から持っていた気持ちではないのでしょうか。というか、主人にそう言われます。人と関わるストレスから解放された今は、とても幸せです。

 

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投稿者

rui@rui-world.net
主婦です。 気ままに活動しています。

孤独とは。

2020年11月25日