彩られた無色(オリジナル小説) 彩られた無色 第1話 ただ、生きている。それだけのこと。 第2話 私は感情を作り出している。 第3話 興味がないから、人の顔など覚えられない 第4話 理不尽でも仕事なら受け入れる。 第5話 「出会い」を強要されることもパワハラなのか 第6話 「楽しい」なんて感情を抱くことは、許されないのに 第7話 「人間らしさ」など捨てたはずなのに 第8話 「私という存在」が許されるためにしていることがある 第9話 どうして、私を責めたりしないのだろうか こちらの連載は「カクヨム」にも掲載されています。 彩られた無色 – カクヨム https://t.co/KImyW1phbc— 泪-rui- (@ruiworld_happy) July 2, 2020
オリジナル小説 / 彩られた無色(オリジナル小説) 2020年8月26日 5か月 第3話 興味がないから、人の顔など覚えられない。⑤ ④へ それが誤解だと伝えたい衝動に駆られたが、ただのお客さんに言う必要はない。 「すみません、トイレ借ります」 新しく店内に入ってきた男性が、そう言ってトイレに向かって行った。 「どうぞ、奥になります」 すで […]
オリジナル小説 / 彩られた無色(オリジナル小説) 2020年8月26日 5か月 第3話 興味がないから、人の顔など覚えられない。④ ③へ それを言葉にすることはしないけれど、私は彼女のことを心配するようになってしまった。 だから、顔を覚えていなくても彼女のことが気にかかる。 「今日は天気もよくて、よかったですね」 「でも、授業中眠くなって […]
オリジナル小説 / 彩られた無色(オリジナル小説) 2020年8月26日 5か月 第3話 興味がないから、人の顔など覚えられない。③ ②へ そんなわけで、私の退勤1時間前はレジとお客さんとのコミュニケーションが業務になるのだ。 正直な話をすれば、人と関わることが苦手なので顔も覚えることができないから、声や会話の内容、表情の作り方、身体の動か […]
オリジナル小説 / 彩られた無色(オリジナル小説) 2020年8月26日 5か月 第3話 興味がないから、人の顔など覚えられない。② ①へ 今はインターネットで自分の作品を簡単に公開できるのは知っているが、私には必要ないと感じていたしコンビニで使ってもらえるから充分だった。 ポップはすべて手書きでコピーはしていないから、飾ってあるものしか存 […]